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高尾山縦走で山ごはん。ギュギュッとおむすび、こくうまクリームシチューのレシピをご紹介

YamaDiner編集部

YamaDiner編集部
おにぎり

一陽来復祈願で新しいことを始めようと思い立った年明け。友人に勧められて一緒にトレッキングに行くことになりました。トレッキング、中学生のオリエンテーリング以来かな。 当時はめんどくさいとしか思わなかったトレッキングですが、いい歳になった今では感じ方が違うのでしょうか。年を取るたびに価値観は変わるはすなので、楽しみです。目的地の高尾山には小学生や中学生の時に遠足で何回も行ったし、普段ランニングもしているので持久力には多少の自信もあります。行楽気分で盛り上がります!

水筒

どんな道具が必要なのかネットで調べてみました。なんとなくそんな気はしていたけど、ザックやトレッキングシューズ、ウェアなど一通り揃えると結構な予算が必要なんですね。これからどのくらい山歩きに行く機会があるかわからないし、とりあえず最低限何が必要か調べてみたら・・・なんとザックとトレッキングポール以外はバイクツーリングやランニングのために揃えた物で代用することができるみたいです!ナイス!ザックは前から欲しかったphenixの30L、トレッキングポールはamazonでお手軽な物を購入した。いざ行かん、(ほぼ)初めての山歩き!

高尾山登山口から出発するケーブルカーの始発が8:00。そこに合わせて出発予定を組みました。

6時くらいに東中野から電車に乗って高尾山口駅まで1時間半くらい。電車にはザックをかついでいるいかにもな人と朝帰りの酔っ払いで半分半分。これから一日が始まる人と終わる人、ワクワクとヘトヘトが両極端でおもしろい。ケーブルカーの駅は始発だからか大勢の観光客や登山者で賑わっていて土曜日の朝8時とは思えない雰囲気です。老若男女、海外の方も・・・色んな方がいますね。しばらく待つとケーブルカーの準備が出来て、乗り込みます。「ああそうだ、こんな感じだった」コンサートホールのように斜めに並んだ椅子と階段、あまり見ない車両の形。盛り上がってきます。

高尾山

数十分ケーブルカーでの登行の後、高尾山口に到着。いよいよトレッキングスタート。高尾山口から高尾山頂までは舗装された道や階段を登ります。かなり人の手が入っていてちょっと拍子抜けですが、階段で息を切らせながら30~40分ほどで高尾山頂着。一息ついて目の前に広がる絶景を眺めて深呼吸。連なる山々、澄んだ空気、気持ちいい!

高尾山

さて一休み。とザックを下ろそうとすると

「ここはまだスタート地点ですよ!」
「え、頂上じゃん一休みしようよ」
「すでにスケジュール押してます!」

と友人兼鬼マネージャー。言われてみれば頂上の先には今までとは違い登山路っぽい道が続いてる。なるほど。ここからが本番ってことね。じゃあ張り切っていきますか!と競歩よろしくのハイペースで前進。背中には馬鹿みたいに荷物を詰め込んだ(ワインのハーフボトルまで!)新品のザック。1月の寒空の下、30分もしないうちに息は絶え絶え汗だくに。進むと暑い。止まると寒い。冬山で汗をかくのは危険だと言うことはあとで知りました。

高尾山

休憩地点の城山で友人の持ってきたナッツを食べながら水筒に仕込んでいた温かい烏龍茶で一休み。冷えた体に温かい烏龍茶が食道から胃に広がっていく・・・しみる。ナッツもコンビニで買ってきただけの物なのにうまし!まわりを眺めながら休憩をしていると近くに茶屋があって、なめこ汁やそば、カップ麺なんかも売ってます。山菜そばにかなり惹かれましたが、まだスケジュールが押しているとのことなので先を急ぐことに。

城山~小仏峠~景信山~明王峠は各休憩所に茶屋とトイレがあり、各休憩所までの道のりも一時間程度とちょうど良い間隔です。入門者向けなのでしっかりとした施設があるそうで普通の山はトイレがないとか。当たり前か・・・。途中全く人もいない、自分たちの足音しか聞こえないエリアが数カ所あり、自分の足音だけがたん、たんと響く。冬の暖かな日差しにじっとり汗をかいて体が火照るのが気持ちよく、日常生活ではまず味わえない穏やかな環境のなか、心身共にリラックスした状態になれました。

高尾山

各休憩所でナッツなどの行動食を取りつつ、やっと最終休憩所の陣馬山山頂に近づいてきました。このあたりには前の週に降った雪がまだ大分残っていたので、足下に注意して進んだ。頂上に近づいて風が少し強くなってきた頃、ネットで見た馬のモニュメントが見えてきた。あれが噂の!とうれしくなって近づいてみると・・・思ったより小さい。ははは。でもこの資材をここに持ってくるのも一苦労なんだろうなあ。ヘリとかで持ってくるんだろうか。写真を撮って周りを見渡すと、近くの山々がパノラマ展望できる。最高。景色のために山を登るってこういうことか・・・!

山頂写真

しばらく景色を眺めていたら汗も収まり、風も強く、肌寒くなってきた。予定通りここで昼ごはん。といっても14時近くになってしまっていたので急いで準備する。キャンプツーリングのために買ったシングルバーナーにコッヘル、食器を取り出して調理スタート。調理と言っても凍らせて持ってきたクリームシチューを温めるだけ!風が強くて準備をしている間もコンビニ袋やレジャーシートを飛ばされ、バタバタしつつもシチューは温まってきた。そこにソーセージを加えてさらに温める。ホカホカと湯気が出てきたら完成!取り分ける器もないのでそのままいただきます・・・うまい!寒いところで暖かいもの食べて、運動で消費した塩分取って、しみる(二回目)。

シチュー

そして自宅から持参したおにぎり!ザックに入れていたから多少不格好に、硬めに握られた感があるが、遠足の時もよくそんなおにぎり食ったなあと感慨深く眺める。と、おにぎりに後ろには絶景。ああ、これが山ごはんなんだな!がぶり。凝縮した米の塊のもちっとした歯ごたえとほぐした鮭のちょうど良い塩気。格別!

おにぎり

陣馬山山頂からは1時間ほどの下山ルート。日陰だったため雪が残っているところが多く、汗で濡れたウェアが冷えて結構寒かったですが、山ごはんで栄養補給し、無事下山。帰りの電車では爆睡でした。

以下、レシピのご紹介。

 

<レシピ開発のきっかけ>
疲れてヘトヘトの仕事帰り、夜のスーパーで普通のお肉が品切れ。がーん。
でも明日の山にはど〜〜してもシチューを持っていきたい!山頂でフーフーしたい!
ということで致し方なく売れ残りの牛すじを購入。
ちょっと味がきついかな〜と思いつつ一晩寝かせて持って行ったら、
このちょっとこってりした風味が山歩きで疲弊した体にぴったりではないの!
普通のシチューではちょっと物足りなくなっていたことでしょう。
一晩寝かせるとぐっと美味しくなります。

———————–
コクうま!大根牛すじシチュー
———————–
おすすめ季節
春 ○
夏 △
秋 ○
冬 ◎
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<レシピのPoint>
寝かすことで牛すじからの旨味が溶け出してコクうまの逸品に。
大根を使うことで芋の煮崩れなし。のどごしもすっきり。
少し多めの玉ねぎは先にじっくり炒めることでとろっとろに。
根菜はさいの目切りにすると山用の小さな器でも食べやすい。

<持ち歩きのコツ>
汁物はゴムパッキン付きのタッパで。
冬…そのまんまでOK
春と秋…日中の気温上昇が見込まれるようであれば、前々日に作って一晩寝かせ、前の日に冷凍しておくと安心。
夏…暑い中の持ち歩きはおすすめできません。

<山で食べるとき>
ブロッコリーは、別に持っていって山頂で入れるのも良い。インスタ映えを狙う方はこちら。彩りGOOD。
食べる前にブラックペッパーを一振りすると風味UP。
ソーセージを追加して温めるとさらに豪華に。大満足間違いなし!

 

材料
牛筋 200g
玉ねぎ 3個
にんじん 1本
大根 1/3本(8~10cm程度)
ブロッコリー 1/2本
マッシュルーム 5~6個
コーン缶 小1つ(お好みで)
塩・コショウ 適量
牛脂 1切 (肉買うときにもらってこよう。バターでも可。併用も◎)
ローレル 2枚
ホワイトペッパー 7~8粒
市販のシチュールウ 1箱
市販のシチュールウに合わせた分量の牛乳、水
調理器具
ご自宅のキッチンで最適な物を!

作り方

  1. 肉を一口大に切る

    塩胡椒、常温に戻しながらしばし置く。
    肉の硬さにより、叩いたり少し切れ込みを入れると柔らかくなる。
    時間があれば30分以上牛乳に漬け込むのも◎。

  2. 野菜を一口大よりやや小さめに切る

    おすすめは、人参、大根はさいの1.5cm角のさい目切り、玉ねぎはくし切り、マッシュルームは1/4に。

  3. ブロッコリーを2分ほど茹でて上げておく

    煮崩れするのと色味が落ちるため後から入れます。

  4. 鍋を温めて牛脂またはバターを溶かす。両方も良い。

    溶けにくい牛脂の場合は焦げ付かないように少し油を足すなど調整を。

  5. 玉ねぎ、大根、にんじんを炒める

    まずは玉ねぎから、しんなりしてきたら大根と人参を加える。焦げ付かないように注意。弱火でじっくり。時々蓋をしても良い。

  6. 大根がしんなりしたら肉とマッシュルームを入れる

  7. 肉に焼き色がついたらルウに合わせた分量の水を入れて煮込む

    ローレル、ホワイトペッパーも入れる。(粒のホワイトペッパーが苦手な人は入れなくてもOK)
    丁寧にあくをすくう。肉から出る旨味の油分を取らないように注意!

  8. 20分ほど煮て火が通ったら、火を止めて市販のルーを溶かし込む

  9. 溶けたら5分程度煮込み、水切りコーン、ブロッコリーを追加

    牛乳も入れ仕上げに5分程度煮込む。

  10. そのまま一晩寝かせて完成

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