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軽くて広くて頑丈。三拍子そろった、アライの土間付きテント『ドマドームライト2』をレビュー

YamaDiner編集部

YamaDiner編集部

道具は、常に人類とともにある。

その使い道のために人類の歴史の中で常に研究され、開発され続けてきた。

どんなシンプルなものでも、洗練されたデザインや構造からその重みを垣間見ることができたなら、誰しも感銘を覚え深く心に刻まれるだろう。

それは良い道具との幸せな出会い。

手にすると心踊り、使う人に充実した時間をもたらしてくれる。

それこそが良い道具であろう。

アライ ドマドームライト2
写真:ARAI TENT / DOMA DOME LIGHT

と、いつになく積年の人類の色々に思いを馳せてみましたが、ここでは主に山道具の話。山道具ならずとも、キャンプグッズや調理器具など、道具選びはいつもワクワクしてしまいます。インターネットでレビューページを見たり、実際に店舗に行って実物を触ってみたり。購入後はもちろんのこと、購入するまでの下調べ時間も楽しいひとときです。そんなひとときをお手伝いするカテゴリーとして「山道具」を作りました。是非ご参考にしていただければ幸いです。

山道具
写真:Trangia / Mess tin

さて、第一回ですが、いきなり大物。「テント」です。

キャンプでもトレッキングでもツーリングでも、テントを張って夜を過ごすというのはいくつになってもワクワクするものです。ストイックな登山では可能な限り小さく収納できて軽量な物が好まれますが、私の場合、まだそれほどストイックに標高の高い山を登っているわけでもないし、あくまでもぬるーい娯楽の一つとしてトレッキングを楽しんでいるだけなので、テント泊もできれば快適に過ごしたい!ということで広々過ごすことができる2人用テントに狙いを定めました。(注:あくまで山は舐めていません!)

一月以上検討して、購入したのはアライテントの「ドマドームライト2」。株式会社アライテントは創業50年、日本の老舗テントメーカーで、登山用に特化したテントを数多く販売しています。昔のものと違い、現代のテントは軽量化が進み、さらに近年のUL(ウルトラライト)の流行によってますます軽量化が進んでいます。30年ほど前にキャンプで立てていたテントとは大違いですね。このドマドームライト2も、重量はほんの2kg。オプションで販売されているドマドーム2用アンダーシートを含めても2.2kgとまさにUL。とはいえ、同サイズのテントの中で一番軽いというわけではありません。どのメーカーのテントもだいたい軽いもので2kg前後。迷った挙句の決定打は、、、数グラムが命取り…という決死の登山には程遠い初心者の私。だったら全く問題ないっしょ!という最終判断でした。たたんだ状態で持ってみても軽い。今まで使っていたバイクツーリング用の半分くらいの重量です。驚き。

快適な広さ

テントでの時間も楽しみたい、そんなときに大事なのは広さ。これに尽きます。調理道具やザック、トレッキングシューズなどはできれば室外に置きたい。ドマドーム2はちょうど良いサイズの前室(土間)があり、これが思った以上に便利でした。一人分の荷物であれば一通り前室に置けます。ちょっと広めの前室なのでそこで調理もできるしね。ザックやシューズを置いた状態で調理をするのはさすがに狭いので、調理するときはシューズは外、ザックは室内。まあ、実際この前室で調理するのはよっぽど寒いときか雨が降ってるときなのでそこまで重要ではないですが、雨天時の靴脱ぎ履きや汚れたものをちょっと置きたい時など、使って実感、前室って何かと便利なんです!そしてドマドーム2の「2」は2人用ってこと。メインの室内は大人二人が横になっても苦しくない広さがあり、一人なら荷物を入れても余裕。ゴロゴロできちゃう。ポールをしっかり曲げて立てる仕組みになっており、それなりに高さもあるので着替えるのも快適。さすがドーム!よく出来たネーミングです。

雨中、林間にたたずむドマドームライト2

雨が降っているときも何度か使用しましたが、同梱のアライシームコートと撥水スプレーで雨対策もしていたので雨漏りも特になく問題ありませんでした。これ、地味に面倒だけど道具の初期手入れの一環だと思ってやっとくべし。きっとここまで読んでくれた道具好きの方なら嫌いじゃないはず。

シームコートの使用方法はこちらをご参考ください

さて皆さん、今更ではありますが、テントの基本構造はご存知でしょうか。テント本体にフライシートというものを少し間隔を空け1枚重ねることで通気性や保温性を確保することができます。写真は一通りそれで覆われている状態。モスグリーンのシートがそれです。快適に使っていたドマドーム2での失敗はただ一点、私のミスなんですが、フライシートの入り口反対側の下部真ん中のループを一箇所、ペグダウンするのを忘れてしまい、寝ているときに雨が降り始めてしまいました。結果、フライシートとテント本体がひっついてしまい断熱効果がなくなって寒かったことがあります。この部分は確実にペグダウンしましょう。

バイクで登山口まで行ってトレッキング後テント泊

というわけで、アライのドマドームライト2のレビューでした。今ではトレッキングも、バイクのツーリングも、はたまたヨセミテにも連れていってしまい愛用しまくっている私のメインテントとなりました。高機能ゆえに結構なお値段なので・・・メンテナンスしながら長く使おうと思っています。

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