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混雑しない高尾山?裏高尾縦走で山ごはん。いろどり牛スジビーフシチューと広島牡蠣の炊き込みごはん
前回の山歩きでは山で食べるごはんがあんなにもおいしく、記憶に残る経験になると言うことがわかりました。それから平日も時間を作って山の道具専門店に行ったり雑誌を読んだりして次はどこに行って何を食べるかってことばかり考えていました。
山道具専門店はいろいろな道具がたくさん並んでいるんですが、やはり基本中の基本と言えば靴。
前回はトレッキングシューズを持っていなかったので足首が固定されてないせいかふくらはぎに負担が掛かって次の日筋肉痛で大変でした。拾うだけでなく安全性を考えても専用の靴を買った方が良いだろうと思い、山道具屋さんに買いに行くことに。メーカーの数も多く、値段もピンキリ、誰にも相談せずに自分一人で決めるのは危険そうです。店員さんと相談しながら初心者用のシューズを試着、店内にあるデコボコや坂など履き心地を試せるコーナーで試してみると各社のシューズでもかなり違いがあることがわかりました。これはデザインだけで選ぶとか知識がないのに通販で購入するとかは不可能ですね。色々試してつま先のフィット感が良かったスカルパのシューズを購入しました。
今回は少しゆっくりめ、8時くらいに出発し、JR高尾駅からバスに揺られること30分、小仏峠口に到着。登り始める前に軽くストレッチをします。昔から体が硬いからか、ほんの少しストレッチしただけでもじんわり汗ばんでしまいます。体が温まったら、シューズのひもを締め直して、トレッキングポールを伸ばして、いざ出発。
高尾縦走は最初と最後の登りと下り以外あまり起伏がないので、途中から登ってもまずは頂上付近まで登りです。今回はトレッキングシューズのおかげでかかとも浮かず、ふくらはぎの負担がかなり軽減されて、登りもスイスイ。いい気分。靴一つでこんなに違うものかと感動ですね!
11:30 景信山山頂。雲ひとつない晴れで富士山もくっきり。前回も今回も天候には恵まれました。
色んな方が食事をしたり、餅つきをしていたり賑やかですが、我々は登り始めてそんなに時間も経っていないのでおなかも減っておらず、行動食をかじりながら小休止して次の城山に向かいます。しばらくするとタヌキの置物に遭遇する。そういえば前回もあった。何か由来があるのかな。今度調べてみよう。
12:25 城山茶屋。毎日のように通っている山道具屋さんで買った風防を意気揚々とセッティングして自炊準備をします。
今回の目玉は広島で買ってきた牡蠣のオイル漬け!炊き込んでしまいます。塩と七味トウガラシ調味料ちょこちょこ。通称味変セットで炊き込みご飯の味付けを決めます。想像だけで。味付けに加えて食感。スーパーで買っておいたオリーブとマッシュルームのパック。めちゃ便利です。
おかずは牛スジシチューにブロッコリーをのっけて。炊き込んで、蒸らして、シチューも温めて。イタダキマス。
うまい!
わかってた。
景色最高。風もなし、うまい。格別。
飯の後は汗かきながら高尾山頂まで。汗かくと休憩時に寒い。汗っかき体質は難しいですね。高尾山口駅の温泉に入って帰宅。電車は爆睡でした。
いろどり牛すじビーフシチュー
- 材料
- 牛筋 200g
- 玉ねぎ 3個
- にんじん 1本(お好みでじゃがいももどうぞ)
- ブロッコリー 1/2本
- マッシュルーム 5~6個
- 塩・コショウ 適量
- 牛脂 1切 (肉買うときにもらってこよう。バターでも可。併用も◎)
- ローレル 2枚
- 市販のブラウンシュチュー缶(ビーフシチュー用、デミグラスソース用等)
- 市販のブラウンシチュー缶に合わせた分量の水、赤ワイン、ケチャップ等
- 調理器具
- ご自宅のキッチンで最適な物を!
作り方
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肉を一口大に切る
塩胡椒、常温に戻しながらしばし置く。
肉の硬さにより、叩いたり少し切れ込みを入れると柔らかくなる。
時間があれば30分以上牛乳に漬け込むのも◎。 -
野菜を一口大よりやや小さめに切る
人参は乱切り、玉ねぎはくし切り、マッシュルームは1/4に。
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ブロッコリーを2分ほど茹でて上げておく
煮崩れするのと色味が落ちるため後から入れます。
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鍋を温めて牛脂またはバターを溶かす。両方も良い。
溶けにくい牛脂の場合は焦げ付かないように少し油を足すなど調整を。
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玉ねぎ、にんじんを炒める
まずは玉ねぎから、しんなりしてきたら人参を加える。焦げ付かないように注意。弱火でじっくり。時々蓋をしても良い。
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しんなりしたら肉とマッシュルームを入れる
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肉に焼き色がついたら缶ルウに合わせた分量の水と赤ワインを入れて煮込む
ローレルも追加。
丁寧にあくをすくう。肉から出る旨味の油分を取らないように注意! -
1時間以上煮て、火を止めて市販の缶ルーを溶かし込む。ケチャップも追加。
じゃがいもを入れたい人はこのときに追加。煮崩れ対策です。
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弱火でさらに20分程度煮込み完成!
ブロッコリーはこの時に追加するか、別に持っていって山で温め直す時に入れましょう。
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そのまま一晩寝かせるとコクがUP!
広島牡蠣の炊き込みごはん
- 材料
- 牡蠣のオイル漬け瓶詰め 半分
- 白米 1.7合と水
- オリーブパック 1/2袋
- 塩・コショウ 適量
- 七味唐辛子 適量
- 調理器具
- トランギア メスティン
- ソト レギュレーターストーブ
- EPI ウインドシールド
- スノーピーク ヤエン ツグ
作り方
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米の下準備
登山道に入る前くらいに白米を混ぜて袋に入れ、水に浸しておく。この水は炊き込みの分量とは別。ジップロックでなくても、スーパーにある薄いビニール袋もそんなに簡単には水漏れしません。2重だと安心。メスティンの中で上下を固定しておくとなお良いかも。
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食材をメスティンに入れる
山ゴハンポイントに着いたら、準備した米をメスティンの中に空け、牡蠣のオイル漬け、オリーブをそれぞれ半分くらい入れます。塩、コショウ、七味唐辛子はお好みで。炊き込み用の水も忘れずに!
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炊き込む
始めは中火でブクブク音がするまで待ちます。音が聞こえたら弱火に、しばらくするとチリチリと音とが聞こえてくるので、メスティンを火から下ろし、タオルなどで巻き、裏返して蒸します。10〜15 分ほど蒸したら中を混ぜて出来上がり。